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2008年6月1日

ブラームス




ブラームスの弦楽五重奏にはまっています。
落ち着かない印象をかもし出す(byWIKIPEDIA)とはよくいったものです。
聴けば聴くほどはまっていきます。

2008年4月17日

毎年楽しみなピアノコンサート

昨日はピアノコンサートの鑑賞。
毎年うるま市民劇場で行われるイェルク・デームス氏のコンサートです。

過去にはいろいろな副題をつけて行われてきたこのコンサート、幻想曲の夕べ、即興曲の夕べ、モーツァルト生誕250周年記念などいろいろありましたが、今回はソナタの夕べ。
いいですねえ、ピアノソナタ。ピアノ曲の中では誰もが通るであろうソナタ。大作曲家はみんなピアノソナタを作曲していますね。

今回の選曲は
ベートーベン
ピアノソナタ第8番 ハ短調 作品13「悲愴」
ピアノソナタ第21番 ハ長調 作品53「ヴァルトシュタイン」
ショパン
バラード第4番 へ短調 作品52
ブラームス
ピアノソナタ第3番 ヘ短調 作品5
アンコール
ブラームス
ロマンツェヘ長調
ドビュッシー
月光
ベートーベン
エリーゼのために

最初から感動でした。
悲愴ソナタの出だしの和音でガツーンと入って、第3楽章ではもうノリノリでした!
ヴァルトシュタインは普段クラウディオ・アラウ氏の演奏を聴きなれているせいか(すごくゆっくり)、手の残像が見えてしまいそうなほど速く聞こえていまし た。この曲の第3楽章の主題ではもうピアノが絶好調に鳴り響いて、旋律に突き刺されそうなほどでした!気持ちよかったです。

後半は出だしから指がさえにさえわたって、鍵盤の上をスキーで滑っているような滑らかな音でした。途中メロディがブラームスのピアノ協奏曲に似ているところがあるような気もしましたが、これは今後の課題にしておきます。
最後のブラームスのピアノソナタは、「今夜はこの曲のために」というほどで、低音部から最後部までの音の響きもすばらしく、そのピアノを上手にコントロー ルしているデームス氏の技量と大胆さといいますか、すべてにおいて頭が下がる思いでした。弾けば弾くほどピアノになじんでいき、聴衆との一体感も増して いって実にすばらしいコンサートだったと思います。

またピアノの音がよろしい~。いい鳴り方していたなあ。オーディオでは聴けない音ってこういうものなんだろうな。

イェルク・デームス氏に感謝です。ありがとうございました。

2007年7月11日

無音鍵盤

グランドピアノの鍵盤はアクションと一体になっていて、写真のように引っ張って出すことができます。これを取り出してテーブルの上においても鍵盤は通常のピアノのように動くので、ふと無音鍵盤というものを思い出し遊んでみました。

ぽろぽろいじっていると、なんだか楽しくなって来たので曲を弾いてみることにしました。

まずは課題曲のバッハのシンフォニア。おお結構楽しいじゃないすか。ではついでにドビュッシーの子供の領分から、グラドゥス・アド・パルナッスム博士。この曲、いつも同じところで間違えるんだよなあ。ああ、やっぱり間違えた。え?音は出てないのに?

なんか自然とそんな感じがするのがおかしかったです。ピアノのニュアンスとかがよく現れてる気がしました。手の感触でしょうか。不思議なものです。

昔まだ電子楽器がないころは、ピアノ教室やコンサート会場で待機中の練習用ピアノとして、弦を抜いた音の出ないピアノというものがあったそうです。生徒はこのピアノでイメージトレーニングをしながら自分のレッスンまでの時間を過ごしたそうです。

現在でも持ち運び可能な無音鍵盤が製造されていますがなかなか高価なものだそうです。ベーゼンドルファーとか高級ブランドだった気がします。ググってみたけどありませんでした、残念。

でもこんな音の出ない鍵盤弾いて喜んでるなんて、ハタからみたら狂気の沙汰ですよね。このときは真剣に「ああ俺って本当にピアノ好きなんだな」ってナルシストしてました(^^ゞ。

ちなみに写真はグランドピアノの鍵盤を半分出した状態です。なんかおそ松くんのイヤミの出っ歯みたいでかわいいです。

2007年5月21日

ボサノヴァ

アントルポというカフェでライブがあったので見にいってきました。

ボサノヴァ。いいですね〜。ボサノヴァというと、坂本龍一。坂本さんはボサノヴァが好きだそうで、1994年に発表したSweetRevengeというアルバムは大々的にボサノヴァの要素を取り込んだアルバムだったし(余談ですが、このアルバムに参加していたテイトウワ氏は、この直後に発表したFutureListeningというソロアルバムで同じようにボサノヴァをとりいれましたが、CMなどに起用された数が皮肉にも坂本氏のアルバムより多かったです)、最近ではCASAというアルバムでジョビムの曲を多数カバーしてました。

ですから、この女性アーティストさんのピアノ演奏を聴いたとき素直にそれを思い出したのです。
声質がはっきりしていて、とても聴きやすいボーカルと落ち着いたピアノ演奏がよくマッチしてました。弾き語りもいいなあ、と思いました。

ギターもかなりいい味出してましたね〜。ピアノとギターは弦楽器同士で音の性質も似てるからあわせるのが難しいとは思うのですが、高音部でのオカズとかピアノとのバランスの調整が素晴らしかったです。

人の演奏を聴くと良い刺激になります。次のライブも楽しみです。

2007年5月20日

本物の演奏家

昨夜近くのホテルまでジャズの演奏を聴きに行きました。知人に「いいピアニストいるよ」ってすすめられたので。

バーカウンターに座っていたので、「あの、○○さんのおすすめで来たんですけど」と声をかけると朗らかな方で「まあ座りなさい」と言っていただきました。

キミ、どこから来たの?なんて話をちょっと交したあとすぐ演奏の時間になったので、一人カウンターで演奏を聴くことに。

う〜ん、プロの演奏家はやはり違いますね〜。結構調律の狂ったピアノでしたが、そんなマイナス要素を吹き飛ばすような音を聞かせていただきました。タッチがしっかり制御されていてBGMらしく会場を飲み込むこともなく、しかし小さすぎて空振りしてしまうことなく見事にピアノと一体化した演奏ぶりでした。

さらに驚いたことに、アドリブ、テーマのどれをとっても、複雑なことはあまりしていなかったのです。速弾きなどはあまりなく、強弱の使い分けやリズムで演奏に色付けしている印象のほうが強かったのです。ふだんCDで聴くような派手な演奏よりも、ただきれいな音、心地よさにこだわった演奏でもありました。それでいてジャズファンも喜びそうなフレーズや展開がふんだんに使われていたのはサービス旺盛だからなのでしょうか。いや、気配りというよりただただ才能なのか…。

ピアニストも立派なサービス業なのでしょうね。曲をリクエストしてもらえるならまだ目標も見えやすいでしょうに、なにもない会場なら空気を読んで会場が暖まるような演奏を組み立てていかなければならないでしょうし。今日のピアニストさんはそれを見事にこなしてたように思います。

いや、本物のプロの演奏が聴けて楽しかったです。

2007年3月13日

ドビュッシー:子供の領分


先日、フランス音楽とジャズの奇妙な関係という記事で「子供の領分」の「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」がCMで使用されていると紹介しました。家電だったような・・・、といいましたが、あれは私の間違いです。YKKさんのサッシのCMでした。以下、CMが見られますのでご覧ください。

http://www.ykk.com/japanese/corporate/pr/tvcm.html


しかしドビュッシーの楽曲も不思議ですね。バッハの課題曲は未だ3声シンフォニア3番なのに、それよりも覚えやすいんです。どちらかというと、一つのモチーフやテーマを材料として作られたシンフォニアのほうがシンプルに思えそうなのですが、型にはまらない印象派のこの曲のほうがキャッチーに聴こえる・・・。

また、「グラドゥス・・・」もそうですが、2番の象の子守唄や、最後のゴリヴォーグのケークウォークまでリズムが様々で楽しい曲ばかりです。子供向けの組曲なんですね。でも大人でも充分楽しい内容。これからの譜読が楽しみです。

2007年1月27日

ピアノ発表会

今日はピアノ発表会。

この教室の発表会はレベルが高い。小学生でもトルコ行進曲やらショパンのワルツやら高度な演奏をバシバシこなす中で、前回は惨敗だった。

そろから2年。僕は練習した。努力した。成長してきた!

でもまわりも同じように成長するんだよね。また一つ勉強になりました(^^ゞ。

で、自分の演奏だけど、今回は冷静に弾けたと思う。緊張して筋肉が縮んでたけど…。その分ピアノの音をよく聴いた。演奏しながら体が緊張してるのもコントロールできていないのもピアノから出る音で解釈したから。

じゃあコントロールできるだろうっていかないのが悲しいけど。これは普段どれくらいピアノに親しんでいるかが顕著に出るところだと思う。

さらに言い訳だが、普段アップライトで練習してると、せっかくグランドを弾いてもアップライトの範囲でしか音が出せないような気がして悲しかった。

いやいや、まだまだこれから。愛の夢が終わって、次は印象派か。どんな曲が課題になるのかな〜。ますますピアノが好きになった日でした(^O^)。

2007年1月16日

6畳間の音楽

1月27日にピアノの発表会がある。習っている先生は高校の音楽学科で講師を務め、生徒の中には地元でグランプリを取る者もいるほどレベルは高い。2年ほど前にも発表会があったが、自分の直前の小学生が自分より遥かに上手な演奏をして凍りついてしまった。

そのピアノ発表会がまたやってくる。前回の苦い経験に対する恐怖とかはなく、むしろリベンジに燃えているくらいだ。ライバルはあの小学生。もう中2か3年生くらいにはなってるだろう。しかし自分も練習してきた。曲目はリストの愛の夢。全音出版でもA(易)〜F(難)のEにランクされている上級者向けの曲だ。たとえ相手が子供でも容赦しない。二度と立ち上がれないほどに叩きのめしてくれよう。

そして昨夜はピアノレッスン。ピアノ発表会へ向けて重点的に見てもらった。正直最近練習量が少々減っているわりにはうまく出来ていると思ってた。

先生はそれをわかっているのか、よくできていると評価しながら「6畳間の音楽」と名付けた。全体的には悪くない。しかし楽器がなっていない。もっとしっかり音を出して、という。なぜならば本番ではホールで観客を相手に一番遠くまで音を飛ばさなければならない。自宅の部屋で演奏するなら今の音で問題なくとも広い会場になったらそうはいかない、というのだ。

なるほど、ここに来て経験不足が出てしまった。よく出来たなどと納得してはだめだ。もっと上をみないと。早速今日から取り組むぞ。ホールのあの広い空間を意識して、大きく音が響くように…。待ってろよ!小中学生軍団!