2007年1月16日

6畳間の音楽

1月27日にピアノの発表会がある。習っている先生は高校の音楽学科で講師を務め、生徒の中には地元でグランプリを取る者もいるほどレベルは高い。2年ほど前にも発表会があったが、自分の直前の小学生が自分より遥かに上手な演奏をして凍りついてしまった。

そのピアノ発表会がまたやってくる。前回の苦い経験に対する恐怖とかはなく、むしろリベンジに燃えているくらいだ。ライバルはあの小学生。もう中2か3年生くらいにはなってるだろう。しかし自分も練習してきた。曲目はリストの愛の夢。全音出版でもA(易)〜F(難)のEにランクされている上級者向けの曲だ。たとえ相手が子供でも容赦しない。二度と立ち上がれないほどに叩きのめしてくれよう。

そして昨夜はピアノレッスン。ピアノ発表会へ向けて重点的に見てもらった。正直最近練習量が少々減っているわりにはうまく出来ていると思ってた。

先生はそれをわかっているのか、よくできていると評価しながら「6畳間の音楽」と名付けた。全体的には悪くない。しかし楽器がなっていない。もっとしっかり音を出して、という。なぜならば本番ではホールで観客を相手に一番遠くまで音を飛ばさなければならない。自宅の部屋で演奏するなら今の音で問題なくとも広い会場になったらそうはいかない、というのだ。

なるほど、ここに来て経験不足が出てしまった。よく出来たなどと納得してはだめだ。もっと上をみないと。早速今日から取り組むぞ。ホールのあの広い空間を意識して、大きく音が響くように…。待ってろよ!小中学生軍団!