2008年1月20日

正しい日本語を意識してる方、読んでください。

正しい日本語っていう言葉を聞くことがありますが、それっていったい何でしょうね。
広辞苑だって改訂する度に新しい言葉を取り込んだりして(例:「うざい」は採用するべきではなかったのでは・・・?)、日本語はいつも変わっていきます。「正しい日本語」というものが定義されているのであれば横書きは未だに右から左かもしれないし、今日を「けふ」とかいまだまかり通るんじゃないかと思うんです、極端ですが。だから基本的に私は「ら」抜き言葉とかについていちいち口出ししません。もう時代の流れだと思うようにしてます。

屁理屈は以上です。

でもやっぱり先人の教えは聞いておくもので、出るところへ出たらやはり教養とかいろいろな観点で言葉遣は重視されてしまいます。だから自分も気がつく範囲で調べたりして間違いを出さないようにしています。で、今日調べたのが「そのとおり」。「そのとうり」と悩んでいたのですが、前者が正しいようです。Yahoo!の辞書にも出ていました。調べるときはいつもGoogleなのですが、そんな折に見つけたのがこのサイト。

http://www.tt.rim.or.jp/~rudyard/index.html

まずは読んでみてください。まあ、よくもこれだけゴタクを並べて批判を繰り返すようですが、これがおもしろいんです。言葉でこれだけ笑えたのは「現代用語の基礎知識」くらいです。「そのとおり」もそうなのですが、「インストロール」、「忘備録」、「手持ちぶたさ」あたりは序の口として、「全知全能を傾けて」、「責任追求」、「一瞬先は闇」、「パーテーション」、「ご教授願います」、「具の骨頂」、「Window Vista」のところまで来るとそのつっこみどころに笑ってしまいます。中には「X'mas」のように学術的にその背景を示すものもあって勉強にもなります。ともあれ、サイトの管理者さんはただ闇雲に文句を並べているだけではなく、自らのリサーチを元に論理的に間違いを指摘しています。上記の例だけでも何が間違いかわかりました?しかもせこいのはいちいちその間違いをGoogleで検索してヒットした件数を記録してるんです。このせこさがおもしろかった。今のところ自分が該当していなくてよかった・・・とも思いました。

「善悪」とか「正しい」「間違い」というのはものの見方、とジョージ・ルーカスが言っておりましたが、言葉もそうですね。要は伝わるのが大切ですから。それでも間違いを指摘されるなら、このサイトのようにおもしろおかしく解説してもらいたいです。

笑えたのはビールを飲んでいたからなのでしょうか。たまにはこういう日本語の勉強も必要だと思った週末でした。