2006年12月18日

今日のお客様

今日のお客様はびびった。

一見普通のおばちゃん。スーパーあたりで食材勝手そうなおばちゃん。ジージャンにジーパンで、靴も何のブランドでもないスニーカーで来店。

ああ、きっと子供のピアノを物色にきたんだろうな、程度に思っていた。

トゥルルルル・・・

と下降半音階を弾く。指の動きも見ればどのくらい弾いているかは分かる。少なくとも経験者、未経験者くらいは。

でも気になったのがピアノの音について好みを言うのだ。へえ、自分の好きな音とか分かるんだ。音楽好きなのかもな。と思って「どうぞ思いっきり弾いてください」と椅子をピアノの前においてみた。「それじゃ、ちょっと」と弾いてみるオバチャマ。

どひぇ~。

バリウマやんけ。指の動きこそ危なっかしく見えるけど、いきなりサテンドール弾きよった!!半音階利用してコード進行にぴたりはまってるやんけ。オバちゃ ん、やるな。ファンキーだな。マジびっくりしたよ。おお。次は「煙が目にしみる」かい。そのメロディーが俺のハートにしみるぜ。おいおい、左手跳躍かぁ ~。絶対トーシロじゃねーな。

しかし聞いても聞いても素性は教えてくれない。絶対この容姿からしてかなり年季の入ったピアニストだな。もしかしたら専門は歌かも知れない。でもすごいな。
何とか頼み込んで名前だけは聞けた。入ってきたときは買ってくれそうに見えなかったからため息ついちゃいそうだったけど、出て行くときは土下座寸前だった。

人は見た目で判断してはいけない・・・。