ジャズアルバムを紹介するサイトであるからメインのコンテンツはテキストによる表現になるのだが、書けば書くほど語彙の足りなさを痛感する。逆を言えば、資料としてライナーノーツを読めば読むほどライターの言葉の豊富さが勉強になる。
一口で言ってしまえばジャズファンにとってジャズは「いい音楽」なのであって、グッドとかナイスのようなポジティブな言葉で表してしまえば完結してしまうのだが、サイトとして多量のアルバムを紹介するならそうはいかない。あらゆる単語を駆使して文を組み立てながらその音楽の良さを証明する要素を集めていかなければならないのだ。
と、屁理屈を述べるのはここまでにして、ではどんな解説が良いのだろうかと常日頃から考えるのだが、その条件として
1.客観的である → やたら個人の主張を反映させない
2.裏付けがある → 演奏の中にある音楽的要素を列挙することで証拠を突きつける
が現在あがってる。
音楽とはスポーツや学力テストのように目に見える結果というものがない。スターウォーズのジョージ.ルーカスも言っていたが、「良い」「悪い」はその人の見方であり、たとえある者に良く見えても他人からは悪いこともあるのだ。芸術、政治、宗教などはその典型で、どうやっても万人を満足させられる個はない。だからみんな四苦八苦してその良さを伝えようとするのだが、ウェブ上でこれを展開するにはやはり豊富な言葉や表現力に尽きるのである。
まだ思考段階のことなのでここで区切るが、当研究室でもジャズの良さを伝えるには苦労している、と書きたかったのである(^^ゞ。
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