Linuxのディストリビューションの1つであるUbuntu7.10(ウブントゥ)を導入し、Windows Vistaとのデュアルブートを実現しましたが、その完成度の高さにはものすごく驚かされました。
まずはその動きを見ていただきたいのですが、これ、タダなんですよ!デスクトップのユーザビリティ、かなりレベル高いと思います。いや、はっきり言って少なくともWindows XPよりはきれい。アイコンの色調がVistaの中アイコンよりちょっと劣るかも知れませんが、仮想デスクトップやキューブの回転などを見たらそんなのあっさり帳消しになること間違いなしです。
それからソフトの豊富なこと!全部タダですよ!今回インストールしたUbuntuは、ローカルのNTFSもマウントするのでWindowsで使っているファイルなどを読み込むことも可能です。しかも!開いて編集できます(これが驚きました)。WindowsVista発表直後、その価格とハードウェアにかかる負荷は消費者にとって大きな負担になるとの報道があり、Linuxを採用する公的機関まで出てきていると紹介されました。そのときはWindowsで作成したファイルとの互換性を問題視しておりましたが、1年もたたないうちに解決されているのです。現在ではMicrosoft WordやExcelはOpenOfficeというアプリケーションで、またAdobe PhotoshopのファイルでさえGIMPというグラフィックエディタで、しかもレイヤーごとに読み込むことができます。これは驚きです。
あとはLinuxというOSに対する現在のユーザーの意識です。サーバー用のOSとして生まれた基本ソフトではありますが、デスクトップPC向けの開発もぐんぐん進んでおり、今回導入したUbuntu7.10もサーバー版とデスクトップ版の2種類があります。まだソフトをインストールするにはコマンドラインの作業が必要な場合もあり、PC初心者の方にはCUI環境のわずらわしさがあるかと思いますが、解決するのは時間の問題だと思います。Linux搭載のノートPCも出現していますし、この波はじわじわと社会に浸透していくものと思います。そのうちGoogleなんかも独自のOSを開発してOSの多様化時代があらわれたりして。
詳しい用法などはジャズピアノ研究室技術部で紹介していますので、どうぞ参考にしてください。今後も新しい情報を掲載していく予定です。
ジャズピアノの研究も・・・やります(^^ゞ。
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